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苔とあるく 蟲文庫店主 田中美穂 写真 井沢正名
f0169942_1057296.jpg ☆久々に立ち寄った神戸の老舗書店、海文堂さん。前から欲しかった、蟲文庫店主田中美穂さんの本を見つけたので早速購入しました!海文堂書店員さんの手書のメモ”著者は倉敷の古本屋さんです。”もついててなんだか余計に得した気分です。
”散歩中に見かけると、つい触りたくなるのが猫とコケ。ふわふわ、もこもこ、つんつん、するする、手触りも似ています。”とあらわす著者。本のカバーの裏側はコケとネコくんのふわふわ前足の写真にもなってて隅々まで愛らしさ満点の本です。苔文学では宮沢賢治の『ありときのこ』も紹介されてます。苔とあそぶ方法が一杯、私もこんな風にきのことまた遊びたくなってきました。ものすごく幸せな気分に浸れる本です!
きのこ
つくづく、変な生き物だなと思います。森や林の中にいきなり赤や黄や紫の物体が、ぽよん。闇夜に光るやつまでいるのです。そして、じっと見ていると、なんだか笑いがこみあげてくるような、ユーモラスな佇まい。あきらかに異質です。山の中で出会うと、わけもなくうれしくなるのです。

『苔とあるく』 Column2 ”苔のすきま”-隙間に生えているコケの、そのまた隙間で暮らしている生き物もいます。より
蟲文庫店主 田中美穂

”ぽよん。と生えてる変な生き物、じっと見ているとなんだか笑いがこみあげてくる 、あきらかに異質。”苔の中から生えてるきのこは特に愛らしいと私も思います。

おまけ
海文堂さんでは、神戸を代表する版画家、川西英(かわにし・ひで)の神戸百景から絵葉書集が出ていました。神戸の絵葉書集としては珍しく全5集のうち、須磨と垂水(西区含)と2つも西神戸がフューチャーされてて大感激。これはまさに稲垣足穂の通学路です!(管理人にとっても懐かしい景色の数々)愛らしい西神戸の風景、私もぼんやり覚えているけど、もう一つしか残っていない塩屋の異人館長屋・移設される前の六角堂と舞子の松原など、西神戸LOVE魂が再び締め付けられます。
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by gallery_kinoko | 2009-09-30 12:10
久々に元町から三宮方面に歩いていて見つけました。
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by gallery_kinoko | 2009-09-28 12:13
f0169942_1824764.jpg☆シルバーウィーク中にようやく見る事ができた、お借りしていたロシア映画2本。
ギャラリーきのこで初めて頂いたロシアの食べ物が丁度それぞれ映画の中に登場しました!
(左は『誓いの休暇』でおいしそうにサーラを食べる娘。) 


ピローク
『石の花』より、お祝いの席で出されるピロークのシーン、おばあちゃんの手作り!すっごい巨大です、豪華。
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第53回 不思議なお茶会でギャラリーきのこでリーザさんが作ってくれたピローク。 f0169942_1815314.jpgf0169942_1824183.jpg

サーラ(脂身)
『誓いの休暇』より、配給品のサーラを偶然貨車で一緒になった娘と食べるシーン。娘は町育ちでサーラは知らず食べたことがなかったと言う設定のよう、でも食べてみるとすごくおいしい事がわかって夢中で食べています。
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ロシアンフード:「サーラ」を初めて頂きました!2008年 09月 29日記事より。脂身とは言っても生ハムみたいで私は好きです。
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by gallery_kinoko | 2009-09-27 18:38 | ロシア
☆えらい時期はずれですが、管理人がこの夏7月
西神ニュータウン内某Tの台公園にて発見した、
キタマゴタケ?かと思われる無念の状態のキノコたち。ううっ無惨。
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f0169942_10142449.jpg”ええ、残念です彼らはとってもキレイな黄色い姿なので目立つのです、見つけ次第蹴ってしまわれたんですね。私は木の陰で地味にしていたので難をまぬがれました。”
ふきんの木陰にたたずむ首のまわりのフリルがおしゃれでダンディな 某きのこさん談。

”私たちもカワイイから気をつけなくちゃ!でも背が低くてかくれんぼうが得意だから結構ひどい事はされないわよ。また会いに来るといいわ。” 
某ベニタケの一族姉妹さん談。
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by gallery_kinoko | 2009-09-22 10:32
『紐育のアリス』 河出書房新社 昭和50年12月
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f0169942_716830.jpg f0169942_7153720.jpg文*瀧口修造
写真*中江嘉男
絵*上野紀子
手紙*クリーフト父娘
どんな茸を囓ったのか!
マンハッタン島は、或る日、突然、何百万分の一かに縮まってしまた。紐育という不思議な地図の国に、今やどんな事が起こっても、目には見えないだろう。 途方もない巨きな拡大鏡をつくらない限りは。
 瀧口修造
私は子供達を楽しませる事だと考えて(この銅像を創ることを)引き受けました。私はルイス・キャロルの描写とテニエルのイラストレーションに忠実にしました。アリスとアリスの友達をちゃんと子供が見て解る事が必要だからです。子供がその上で遊べるような、そして親しくなれるような銅像を造りたかったのです。子供達には正直でなくてはなりません。真実は彼らにとって大変重要な事だからです。
 ジョゼ・ド・クリーフト

キノコとアリス
1:福島正実 訳・チャールズ・ロビンソン 絵
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by gallery_kinoko | 2009-09-22 07:39
2009年9月11日(金)
f0169942_13163581.jpgブライアン・ウイリアムスさんの
第二言語習得の秘訣
  By Dr.マダラーノフ

ブライアンさんの自身の体験から導きだした母国語以外の言語能力を身につける際の心得をディスカッション形式で語り合うとても楽しいひとときがギャラリーきのこでありました。彼は学生時代に4年間ドイツ語に熱中し、2002年に来日して以来英語会話教室に3年間勤め当初はバンクーバーに将来翻訳会社を作ろうと考えていたのですが、日本語を習得するうちに言語教育に関心が移り現在そのための諸プラン実現に向け神戸大学文学部で努力中とのこと。
彼自身のレジメは参加者がなじみやすいように話題提供の形で具体的に書かれていましたが、大まかには以下のような内容で進められ、第二言語習得のもっとも大切な点を教えていただきました。
1. モチベーションの設定
2. 最初の第一歩はどうあるべきか
3. 環境づくり
4. 能力の持続

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f0169942_19253527.jpg千恵先生が編集されているロシア文学研究会の会報誌、既に30数年の歴史の全国的にもめずらしい研究者の方々の発表誌です。2年ぶりの発行ですが、トルストイ生誕180周年・ゴーリーキイ生誕140周年の記念特集号で内容もさらに充実。「ギャラリーきのこ」で販売しています。
是非お手にとってご覧下さい。
おまけ
今号の「むうざ」執筆者の輿水さんと真奈美ちゃんのきのこグッズ!
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by gallery_kinoko | 2009-09-14 19:35 | ロシア
f0169942_8485930.jpgイワン・ビリービン(1876~1942) ビリービンの作品には本当にキノコがよく描かれています、キノコ好きという国民性からかと思っていましたが、ボブロフ教授のおはなしでさらに、ビリービンが絵本を発表する以前、民俗学を研究しており、ロシアの呪術的キノコにも明るい人であった為でもあったことは非常に納得・興味深いものでした。

ベニテングタケとビリービンの作品群。 
本当におとぎ話絵本でもお馴染みの「ベニテングタケ」。シラカバの下などによく発生するこのキノコは残念ながら、関西では見る事ができないのですが、(この写真は去年長野で見つけたもの)ロシアやヨーロッパではおなじみのキノコ。ビリービンも本当によく取り上げています。    f0169942_911174.jpgf0169942_8494354.jpg
「麗しのワシリーサ」と「アレニューシカとイバニューシカ」より。
人物の足下に沢山のベニテングタケが発生している様子が描かれています、
周囲のデザインにはロシアの伝統工芸のモチーフがたくみにあしらわれています。f0169942_850578.jpgf0169942_961818.jpg
なんと幻覚性キノコも多くモチーフに使われていた。f0169942_8515618.jpg
「麗しのワシリーサ」
ババヤガーにもらった「灯り」(しゃれこうべ!)をかざして継母の家に戻るワシリーサ。ワシリーサの背後はババヤガーの大きな鶏の足の上に乗っている不気味な家。家の柵や電灯(?)は人の骨!で出来ていてちょっと(いや、かなり)コワイのですが、その雰囲気を出す為でしょうか?
f0169942_8554890.jpg「白いアヒル」
シンプルに表現された画面の中、ベニテングタケらしきものと一緒に幻覚性とおぼしきキノコが描かれています。
f0169942_8541468.jpg「カエルの王女」
物語の奥付頁にて、本文とは関係ないけど可愛らしいロシアの女の子がロシアの野原にたたずむドローイング。周囲の飾りデザインに幻覚性キノコらしきシルエット。
  
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by gallery_kinoko | 2009-09-12 09:44
☆管理人が大好きなロシアの画家・絵本作家・舞台芸術家ビリービン。先日のボブロフ教授のおはなしでもとりあげられました、日本ではビリービンの絵本の翻訳は一部しかなく、また絶版になっていたりしてなかなかご存じになる機会も少なく思いますが、本当にこの美しく優美なビリービンを是非多くの方に知って頂ければと思います。

千恵先生所蔵のソ連時代直後に発行された版、ロシアにて購入のビリービン
ロシア民話集の絵本(ロシア語版)

中綴じの分冊本がマチ付封筒型の表紙に収まっている。作りはむろん簡便になっているが、初版時の絵本の構成は比較的忠実だと思われる。物語のシーンは見事な演劇的表現で構成され、頁の全てがロシアの伝統的手法を取り入れた高度で優美な装飾的デザインで統一されており、細部までどの頁も、本全て本当に見飽きない。しかし、日本で入手するのはかなり難しそう・・・
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管理人所蔵のビリービン英語版「Russian Fairy Tales」
アマゾン等で比較的入手しやすいが、イラストの装飾的構成はまったく無くなっている上、色調は非常に薄暗い。しかしイラストの量は比較的豊富で、かつロシア語が読めない私には英語版は非常にありがたい。(写真左・「サルタン王物語」のイラストが使われている表紙。写真右:「麗しのワシリーサ」の頁、かなり平板で薄暗い印刷になっている)   f0169942_20362978.jpg f0169942_20375043.jpg
息を飲む色彩・印刷だった初版本!
昨年、京都近代国立美術館で開催された『生活と芸術 -アーツ&クラフツ展』で展示されていたヴィクトリア&アルバート美術館蔵のロシア帝室印刷局が発行した(初版と思われる)「麗しのワシリーサ」。図録では残念ながら表紙しか載っていないが、実際の展示では赤の騎士と黒の騎士のイラストの見開き頁が展示されており、黒の騎士の背後の夕暮れの太陽の色は薄暗い展示の中で本当に吸い込まれそうに鮮やかで美しく、本当に輝いて見えた!この上なく贅沢な絵本に目を見張った!!まさに宝石の様な豪華絵本だった事がわかる。f0169942_202414100.jpgf0169942_20213811.jpg
ビリービンの作品はロシア帝国末期のこの上ない贅沢な絵本だが、革命後のソ連時代でさえも絶版になることなく愛され続けた、(最初に紹介した千恵先生所蔵の絵本もあるようにソ連時代も途切れることなく廉価版が発行されていた。)また切手のモチーフにもなっていたようで、旧日本キノコ協会所蔵のきのこ切手コレクションにもきのこが多く描かれているビリービンの切手はキノコ切手として所蔵されていた。写真は1998年発行の『きのこブック』 同書内にて「ロシアのきのこ」というタイトルで扇進次郎氏が紹介している。f0169942_20404699.jpgf0169942_20413867.jpgf0169942_20262048.jpg
左:麗しのワシリーサより、臼に乗り箒で臼の跡を消しながら移動・登場するバーバヤガー、いつもつっけんどんで、機嫌が悪そうです。それでもってものすごい大食らい。足下には沢山のベニテングタケが。
右:同麗しのワシリーサより、赤の騎士。おそるおそるワシリーサが彼は誰なのかと質問してババヤガーの答えるには「奴は別の召使いさ!めぐりくる赤い太陽、あいつもお前を傷つけたりはしないさね、そんで、他には?」とそっけないです。3人の騎士は召し使いらしいのですが、まあ色々謎のお婆さんです、ワシリーサに色々難題をふっかけるのですが、結局約束は果たして助けたりもするし。f0169942_20192651.jpgf0169942_20194540.jpg
     
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by gallery_kinoko | 2009-09-11 21:57 | ロシア
2009年9月6日(日)
なんと先日小さな「ギャラリーきのこ」では、講師としてアレクサンドル・ボブロフ (ロシア科学アカデミー ロシア文学研究所「プーシキンの家」 中世ロシア文学部門主任研究員 京都大学大学院文学研究科客員教授) をお迎えして、「ロシア民間信仰のなかのキノコと呪術的植物」という、「ギャラリーきのこ」ならではのキノコトークが繰り広げられました!
ボブロフ教授を紹介するギャラリー代表・千恵先生
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大盛況の「ギャラリーきのこ」満員御礼!の様子f0169942_14282921.jpg f0169942_14235872.jpg
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BC3500洞窟の両手がキノコで覆われているシャーマン像。シベリア地方他 のロシア学・呪術キノコ学研究を1957年に発表のロシア人研究者夫妻。南メキシコでのキノコの呪術的使用の調査他で著名な、R.G.ワッソンの紹介。16世紀スペインから来た画家や現地人画家描く、呪術的キノコの図、そして祭祀具・キノコ石。使用されたと考えれる幻覚性キノコ。f0169942_14424586.jpgf0169942_14433166.jpgf0169942_14441019.jpg
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カンディンスキー研究者・美術史家 Peg Weiss著 『Kandinsky and Old Russia: The Artist as Ethnographer and Shaman,(1995年)』によると、抽象画の父と言われるカンディンスキーはなんと画家になる以前北ロシアの民俗学研究に携わっていおり、呪術的使用のキノコに明るかったという!f0169942_14501783.jpgf0169942_14511595.jpg
1916年の「馬にのる人」というタイトルの作品に描かれた幻覚性キノコとカンディンスキー死の直前の作品「最後の水彩画」f0169942_14544161.jpgf0169942_14531896.jpg
高度な装飾的技巧を駆使し美しく優美で今も愛される「ロシアンフェアリーテール」の作者ビリービン。なんと彼もまたカンディンスキーと同様に法律学(慣習法)を学んだ後、民俗学研究にも従事しており(且つ又同じミュンヘンの美術学校に学んでいた)ロシア的キノコの呪術性に明るい人であったという!描かれる数々のキノコには幻覚性キノコが多くとりあげられていた。    f0169942_14573151.jpgf0169942_14581414.jpgf0169942_1459479.jpg
お話後の和やかな懇親会。 f0169942_1555897.jpgf0169942_157386.jpgf0169942_159459.jpg

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