きのこの秋・読書の秋・幻想ロシアにひたるのです。

☆きのこの出てこないきのこ幻想本棚、、、幻想を愛するきのこ好きに☆
f0169942_2113177.jpgうーん、なんでしょうこのアスタルテ書房から召喚してきたかのようなしぶーい文庫本!
しぶーい象徴派風表紙は、”コンスタンチン・リーモフ筆「魔術」:ロシア美術(レニングラード)所蔵” いつもギャラリーにて映画とおはなしの会ほかでお世話になってる楯岡先生にお借りしました!
怪談集とありますが、いわゆる日本の怪談話とは違って幻想怪異譚といった短編集。ロシアの他にもドイツ・アメリカ・イギリス・フランス・東欧・ラテンアメリカ・中国など、世界の幻想文学を集めた傑作短編文庫シリーズの一冊のようです。初版が1990年で残念ながら現在品切れというのがまたにくい!この一冊でロシア文学の流れまでもわかりそうな気になれそうな、私の様な初心者にまでもものすごーく錬られた品の良い贅沢なラインナップがひしひしと感じられます。
収録作品はプーシキン、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、チェーホフ、それにナボコフまで超有名なロシアの文豪達というのも驚きでしたが、ロシア初のSF的未来小説を書いたというオドエフスキー「この世ならぬ愛や美に引き裂かれて破滅する!」悪魔主義の作家ソログープ等知る人ぞ知るといった感じの作家が紹介されていて興味が尽きませんでした。ソヴィエト以前のロシアフレーバーにたっぷり浸れた気分です。
それにしても、ゴーゴリーの「ヴィィ」では、ものすごーく俗っぽい神学生たちが帰省中の托鉢でおじいさんからもらう食べ物がなんと”獣脂・サーロ”だったり、夜食用に隠しておく食べ物も「パンのきれはし半プードと”獣脂・サーロ”4フント」だったりと前回記事にさせてもらったサーラが一杯出てくるので読みながらきゃーきゃー叫んでしまっていました。しかもこの「ヴィィ」、1960年代のカルト特撮ファンタジーホラー映画『妖婆死棺の呪い』の原作だったというのもオドロキ!日本での題名があんまりヒドイんで見のがしていましたが、これはやっぱりまた見たくなってきましたよー。発見も盛りだくさんの本でした!
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by gallery_kinoko | 2008-11-07 23:01
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