第62回不思議なお茶の会

2009年9月11日(金)
f0169942_13163581.jpgブライアン・ウイリアムスさんの
第二言語習得の秘訣
  By Dr.マダラーノフ

ブライアンさんの自身の体験から導きだした母国語以外の言語能力を身につける際の心得をディスカッション形式で語り合うとても楽しいひとときがギャラリーきのこでありました。彼は学生時代に4年間ドイツ語に熱中し、2002年に来日して以来英語会話教室に3年間勤め当初はバンクーバーに将来翻訳会社を作ろうと考えていたのですが、日本語を習得するうちに言語教育に関心が移り現在そのための諸プラン実現に向け神戸大学文学部で努力中とのこと。
彼自身のレジメは参加者がなじみやすいように話題提供の形で具体的に書かれていましたが、大まかには以下のような内容で進められ、第二言語習得のもっとも大切な点を教えていただきました。
1. モチベーションの設定
2. 最初の第一歩はどうあるべきか
3. 環境づくり
4. 能力の持続




ブライアンさんはとても人の心をつかむのが上手で、彼が一言、二言、自身の体験を語るとその数倍参加者らが応じるという感じで終始進められ、第二部の懇親会に移るとすこしお酒が入ったこともありそれぞれが自身の語学学習の苦い体験を織り交ぜながら和気あいあいの雰囲気で語りはじめ夜の更けるのがとても残念といった様子でした。
当夜の話題の骨子を上記の項目に即してお伝えすると
1 外国語を学ぶ目的意識をもつこと。それに沿って将来の機会を自身で作り上げること。
2 についてはまず聴くことを中心に置くこと。語る、読む、書くはその次のステップ。
まず耳のトレーニングを最優先し読解は中級以降の課題とする。
3 は2を実現するための環境づくりの諸相をアイポットのポートキャストを座右の銘とすることにはじまり現地へ行くことや友達づくりの具体的な方法について。
4 では言語能力は絶えず磨かないと薄らいでいくこと。そして流暢にしゃべるということにもおよそ5段階あり
1 挨拶がスムースにできる。
2 詳しく日常会話ができる。
3 自身の親しんでいる専門的な話ができる。
4 一般常識的なことがどんな内容でも語り対話を深めることができる。
5 NATIVEと全く区別がつかないくらい喋れる。
というものでした。それぞれのお話にはとても説得力があり、聴いていてブライアンさんは教育者としてとてもすばらしい資質をもっていることがひしひしと伝わってきました。ギャラリーきのこはまた一人素晴らしい人材を得たと感じたことです。
外国語習得は私たち島国という一種の隔離状態に置かれている日本人の永遠の課題ですので、またさまざまな機会に語っていただきましょう。   Dr.マダラーノフ 記
[PR]
←menu